我が家の小学校受験は、徒歩圏内に学芸大小金井があり、娘にもこういう環境で学んで欲しいということが始まりでした。そして進学を決めた学校は全く様相の異なる白百合学園。我が家について言えば、小学校受験のため理英会でお世話になるようになってから、色々な情報を収集することで受験したい学校が変わってきました。合格通知をもらった今の心境は、白百合で良かったということです。日々の努力の中で自ずと進むべき道が開かれるということなのかなと実感しております。
志望校については、初期の段階であまり絞り込まずに、門戸を広く色々な可能性を探った方が良いと思います。
共働きで、自宅学習時間も思うように取れず、焦ることも多かったのですが、最終的には「できることしかできない」と割り切ること。その心の余裕を持つことが肝要かなと感じています。
『受験』というと、「机にかじりついてプリントをこなす」というイメージでしたが、この受験期だからこそ、実際に体験して感じることを大切にしよう、と家族で話し合いました。まず、日々の生活を丁寧に送ることを心がける。衣食住全般、どの場面でも工夫することが学べるからです。そして、季節や行事を体感する為に、登山や海などにでかけ、五感をフル稼働させました。経験したこと、実際にやってみたことが、プリントや課題にそのままおとしこめたところもあり、楽しく取り組めたと思います。もちろんうまくいかない時期や、親も煮つまってしまうこともありましたが、いち早く理英会の先生方が変化を察知してアドバイスをくださり、より良い方向へ導いていただきました。受験を決断してから、夫婦で意見や考えの違いから衝突することもありましたが、徐々に家族が同じ方向を向き、我が家の土台となるようなものが築けたように感じます。様々な経験をし、受験を乗り越えたことで親子共々大きく成長したこの1年は、我が家の宝物になりました。
志望校選びの際は、親の希望だけでなく子どもの希望や性格、特性も十分に考慮しつつ、少し先の将来も見通しながら決定していくことが大切であると思いました。また志望校が確定した後は、学校説明会や公開行事に出来る限り多く参加し、その学校を好きになることも大切だと感じました。子どもが学校を好きになることで、受験当日までモチベーションを維持することが出来たので、志望校からご縁を頂けたのだと思います。
子どものやる気や興味を損なうことがないよう注意を払いながら、困ったことや不安なことがある際は先生方に御指示を仰ぎ、子どものペースに合わせると良いと感じました。就学前の小さな子どもが一生懸命に頑張っていることを常に念頭に置き、無理をさせ過ぎることが無いように楽しく勉強を進めていければ、小学校受験という経験が親子の絆を深めてくれます。小学校合格はゴールではなく、スタートです。良い小学校生活のスタートが切れるよう、この良き経験を大切にしていきたいです。
