娘が理英会（どんちゃか）と初めて出会ったのは９ヶ月のときでした。その頃は全てが楽しくて、親子共いつも心と身体が伸びやかになるひとときでした。
そんな楽しいばかりのお教室から小学校受験を意識したのは、年中の秋。娘が自ら希望校を決めたことから始まりました。娘は人前で話しをするのが苦手で、 黙ってしまうことも多く、悩みました。慣れない人や場面では緊張しやすいこともあり、受験は向かないのではと考えることも何度もあり、娘ともたくさん話しをし、 夫婦で何度も話し合い、先生方にも根気強くあたたかく支えて頂く中、娘の“行きたい！！”気持ちが力となり、次第に話しができるようになっていきました。
プリントの復習をしっかりすると次の授業が楽しくなり、毎週わかる喜び、チャレンジする楽しさを知ることもできました。
志望校への合格というゴールは嬉しく思っていますが、それだけのことではなく、わずか５歳でも夢を持つことが大きなエネルギーを生むことを知りました。
私たち家族にとってその道のりは、子どもの考えの深さ、力を信じて見守り支える親の心を育てて頂いた貴重な時間でした。
試験当日、晴れやかな表情で会場に一人「行ってくるね！」と向かい、「楽しかった！」と笑顔で戻ってきた姿は頼もしく見え、この経験で身についたのは、未来につながる力であることを実感した瞬間でした。
