新学期!突撃インタビュー
横浜初等部も開校し、注目を集める慶應。幼稚舎も毎年十何倍と言われる倍率の中、見事合格を果たしたA君。合格につながるヒントは何か、お母さまにインタビューしました。
理英会とはほんとに苦楽を共にした、という感じです。特にこの1年はすごく泣いて、すごく怒って、すごく笑った1年でした。いろんな先生、いろんなお友達と出会い、刺激をうけ、成長した場でもありました。
また、受験に限らず、先生からは常にアドバイスをいただきました。焦れば焦るほど、子どもと正面から向かい合えば向かい合うほど、どんどん不安や心配事が増えて。
そんな時、ほんとにいいタイミングで面談があり真剣に相談にのっていただきました。
「大事に思っているのはわかるけど、真正面から向かいすぎ。ちょっと力を抜いて、たまにはお父様に協力してもらうのはいかがですか」と言われたことがありました。
受験準備から半年以上が過ぎた頃で。私も子供もお互いに疲れや焦りからストレスが生活に現れていたのだと思います。絵画のことで、なかなか絵が上達しないことにやきもきしていた時期でもありました。年長の5月頃だったと思います。ここから半年、子どもの描く絵がみるみる変わっていったのが印象的でした。
「お父さんが子どもを伸ばす時間をもちましょう。パパに感性を養ってもらったら?」というアドバイス通り、毎朝30分早く起きて、2人で絵に取り組む時間を持ってもらいました。主人も仕事が忙しく、帰れば子どもの寝顔しか見られない日々・・・
結果的にこの時間が2人の関係にも良い時間になったと思います。
まず最初は模倣から。例えば鳥の絵だったら、図鑑を広げてまずは主人がそれを模倣し、それをまた息子模倣し・・・といった感じです。また、鳴き声のCDをかけながら、この鳴き声は何かな~なんて話しながら描いていたこともありました。半年でスケッチブック10冊にはなったと思います。
週に1度のホームクラスでは、その絵を先生が見てくれます。ただ、「お母さん。子どもが自分から見て!と言ったら見るからね」と先生はおっしゃられて。描きなさいと言われた絵でなく、自分から描いた絵でないと子どもは「見てみて~!」とはならないですものね。絵の上達だけでなく、積極性や自発性も培われました。
初めはほんとに、恥ずかしい位、〇描いて中に〇〇、ウルトラマンの顔みたいな絵しかかけなかったんですよ。それがこんなに変わるかと言うほど、変わりましたね。
受験に関しては、「夏の過ごし方が大切です」と伺いまして、そこで夏休みは計画的に過ごそうと思い、翌日の予定は私が前日の夜に立てていました。うちは勉強時間を朝方にしていたのですが、休み中もダラダラやるより集中・・・と思い、午前中のみ。〇と〇と〇をやる!と毎日三本立ての計画にしました。そしてお昼を食べた後は、美術館にでかけたり、日によってですが自由な時間にしていました。理英会の講習も、志望校別ゼミ・合宿・ホームクラス・志望校別テストと全般的に参加しましたが、あれもこれも受講したいと思っていたところ、「体力的に無理はしないこと。子どもに寄り添って計画をしましょう」とここでも的確なアドバイスをいただきました。
まずは自分に自信がつき、目つきがキラキラと変わったことです。先ほどお話しした
絵画ですが、これは子ども自身にも上達していることが目に見え、自信に繋がったと感じています。勉強に関しても、やればやるほど「わかった!おもしろい!」が増え、自分の力になっていったようですね。
それから、<私がやってあげること>が劇的に減りました。幼稚園の支度はもちろん、持って行くお弁当も、自分でリボン結びで包んでます。朝の着替えはコーディネートから自分でしていますね。睡眠や入浴も完全に1人で行えるようになりました。
それから、家族でどこかに行くときは息子も含めて家族会議です。一丁前にちゃんと参画し、私たちを説得してきました(笑)
受験がきっかけとはいえ理英会に通ったことで、生活面でも成長できました。何でも先回りしてやってあげていた・・・むしろやってあげたいと思っていたことを、すべて「がまんして任せてみてください」と言われてしまいまして(笑)「最初はやきもきするものですが、そこをグッとこらえてくださいね」と。それが<自分のことは自分でできる子>になるきっかけになりましたね。生活面でも、勉強面でも、くり返しくり返しの日々でしたが、確実に変わっていく我が子の姿をみることができました。本当に感謝しています。
その場が理英会であったことが嬉しい限りです。貴重なお話しをたくさん伺うことが できました。