関西の各小学校の考査内容は行動観察、生活習慣や生活技能、そして思考力、判断力、表現力などバランスよく出題されています。このような傾向の中で、受験生の生活体験の豊かさが問われる問題が出題されています。
音楽に合う絵を選ぶ、疑声語・擬態語などの絵を選ぶというように、生活環境の中から育まれる力を確認する内容がありました。このような問題は、家庭でどのような教育方針で子どもが育てられているかが問われるものです。
また、どの学校も考査の一つにゲームや課題遊びをグループで取り組ませる行動観察を入れています。ゲームや課題遊びを出題しないような学校でも運動課題などを通じて、できるだけ普段の受験生の様子や態度・友達とのかかわり方、生活習慣などが観察できるように工夫されています。
さらに、プリントや目の前の課題をやりこなす能力だけでなく、先生や友達の話がしっかり聞ける、子どもらしく発言したり、自分のことは自分でできるなど、学校という集団の中で上手に過ごせる子を選んでいるようです。