入試直前、どう過ごしていますか?
やることが山積。気持ちだけが焦り、何から手をつけていいか分からず、結局時間だけが過ぎてしまった。とにかく勉強のペースを上げ、プリント、プリントの毎日。いまだにスイッチの入らない子供にイライラ…。とにかく不安なので直前ゼミやテストなど分刻みで予定を入れている。
何をどれだけやればいいのか明確な答えがないので、不安になりますよね。でも、まずはお母さん、リラックス、リラックス。お子さんが幼稚園・保育園に行っている間、少しでも自分のための時間を持ちましょう。この時期、そんな悠長なこと言っていられないわ、と思われるかもしれませんね。でも、これまでお子さんのために、ご家族のために頑張ってきたのですから、ほんの少しだけでも…。
本を読む、散歩をする、音楽を聴く、アロマを焚いて気持ちを和らげる、何も考えずに過ごす、運動をして汗をかく、買い物をする、先生に話を聞いてもらう…。自分なりのリラックス法・不安解消法があるかと思います。もっと時間を短縮したい方は、『深呼吸』をしてみましょう。深呼吸をすると「交感神経(ストレス・緊張時に働く)の働き < 副交感神経(休息・体の修復・リラックス時に働く)の働き」となるそうですよ。鼻から息を吸い(お腹が膨らむ)、口から吐く(お腹がへこむ)を数回繰り返します。多くの人が、知らない間に浅く呼吸をしているようですので、ぜひ、試してみてください。
お子さんの気持ちに寄り添い、自信を持たせ、お子さんを最高の状態で受験に臨ませてあげたい、と親なら誰しも思いますよね。この時期、お母さんが不安になったり、イライラしてはお子さんに前向きな気持ちで接することができません。こんな時だからこそ、お母さんがリラックスしましょう。
受験を経験してよかった事として、多くの先輩ママ達がこんなことを思っています。
子供がすごく成長した。子供と同じ方向を向いて、一緒に過ごす時間が増えた。受験という目標に向かって、色々な経験をさせることができた。勉強することが楽しいと子供の口から自然と出るようになった。一緒に絵を描いたり、分からない問題があれば、一緒に調べたり、体験をさせたり貴重な時間を過ごせた。子供のことで夫婦で向き合い、多くの時間を割いて話し合うことができた。受験を通して親の私たちも勉強になることがたくさんあり、子供だけでなく親も成長することができた。教育方針など受験を機に見つめなおすことができた。などなど
これまで受験に向けやってきたことを思い返してみましょう。頑張ってきたお子さんの姿、ご家族の姿、ご自分の姿が思い出されたのではないでしょうか。自信をもって受験を迎えることができそうですね。
執筆者紹介
どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」