「あ~、お腹がすいたな」「レストラン、開店でーす!」
食べ物が乗っているターンテーブルの前に子供達が座ります。「僕の前にはイチゴがある」「〇〇ちゃんのところは、リンゴだ!」「あー!そっちのサンドウィッチが食べたい!」と子供達。「じゃあ、〇〇君のところにサンドウィッチが来るように、テーブルを回してみよう」と先生。クルクルクル…。「やったぁ!サンドウィッチだ!」「サンドウィッチの隣にあるリンゴは〇〇ちゃんのところに来たよ」「今度は先生、リンゴが食べたいな」「いいよ。回そう!」クルクルクル…。「リンゴの隣にあったサンドウィッチは(先生の隣の)〇〇ちゃんのところにきたね」
これ、年少クラスでのお話です。この日のテーマ学習は“回転”です。円盤をレストランのターンテーブルに見立てて、食べ物の乗った盤を回していきます。どちらの方向にどんなに回しても食べ物の並びは変わらない、ということを体験しながら学習しました。
小学校入試にも“回転”の問題が出題されます。年長さんにとっても難易度が高く、悩んでしまう問題の一つです。“回転”系の問題には、今回のように観覧車や回転盤が動くと、中のものはどう動くか考えるものがあります。配列は変わらないんだ!ということが遊びを通じて分かっていれば解くことができます。
まだまだ時間に余裕のある年少さん、年中さんは、回転盤を実際に作り、動かしてみましょう。年長さんでも、まだ理解できていないなと思ったら、是非作ってみてください。学習に近道はなしですよ。
今回、年少クラスでは、画像右のような4分割の回転盤を作りました。お子さんの好きなキャラクターを使って回転盤を作って下さったお母様もいらっしゃいましたよ(画像左)。少し難易度の上がる6分割です。
さて問題です。ドラえもんが、玉子のお寿司を食べる時、ドラミちゃんは何を食べられるかな?
執筆者紹介
どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」