理英会合格実績

先輩ママ先生の受験こぼれ話

母好き?|お悩み編

  • 2016.07.07
  • お悩み編

“母の日”の数日前の年長クラスで、「今度の日曜日は何の日でしょう?(5月第2日曜日で母の日でした)」と先生に聞かれた子供たちは、みんな「うーん???」と黙ってしまいました。考えた末、ある男の子が「分かった!テストの日だ!(笑顔)」と答えました。確かに母の日と同日に、月に一度の模擬試験が予定されていたのですが…。これには、お母さん達も「確かに模試も大事だけれど、私達を労り、感謝してくれる日でしょう?」と少しだけ落胆。

同じく年長クラス。面接練習をしている時の事。いくつか質問をされ、そこまではきちんと答えられていた子も、ある質問で固まってしまいました。「お母さんは好きですか?どういうところが好きですか?」

母好き?

横で聞いていたお母さんはきっとドキドキしたでしょうね。私の事、どう思っているのかしら?最近怒ってばかりだったわ、今朝も一方的に言ってしまった…、最近、親子で大笑いすることも少なくなったなぁ…、と反省していたかもしれませんね。幼稚園や保育園の送り迎えも毎日して、習い事だって連れて行っているし、お弁当だってあなたのことを考えて作っているのよ。お母さん頑張っているのにな、と悲しい思いをされたかもしれません。今挙げたことは、“感謝”であって、子供は「だからお母さん好き!」とはならないかもしれませんね。それよりも、本を読んでくれた!ビーズでアクセサリーを一緒に作った!公園でドッヂボールをして遊んでくれた!一緒にパンを焼いたよ!お母さんとお風呂でいろんな歌を歌ったよ!など、自分と一緒に楽しい時間を過ごしたことの方が、記憶に残りますし、何よりもお子さんは喜びますね。一日のうちのほんの数十分、家事の手を休めてお子さんに付き合ってみませんか?

「お母さんのどういうところが好きですか?」「お母さんのお腹です。ぷにぷにしていて気持ちがいいからです。」思わずクスッと笑ってしまいましたが、こんな答え方をした男の子もいました。よく親子でスキンシップをしているのでしょうね。

どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)

執筆者紹介

どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」

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