“探検ごっこ”に出掛けよう!
図鑑を見ると、いろいろなことが載ってます。てんとう虫が葉っぱの裏にたくさん卵を産んでいるところ。あ、何か食べてる。アブラ虫っていうのか。キャベツの穴はモンシロチョウの幼虫が食べた跡だ。ウグイスは小さい虫を食べるから、口ばしが細くて長いのか・・・などなど。じゃあ、外に出て、ほんとかどうか確かめよう!
・・・と言いたいところですが、今は実際にウグイスを見る機会など、なかなかありませんね。お住まいの地域によっては鳴き声だけはたまに聞くという方もいらっしゃるかもしれません。それはラッキーなことです。「ホケキョ、って聞こえたね。今のはうぐいすの鳴き声だよ。」などと教えてあげてくださいね。テントウ虫やモンシロチョウも時期や地域によってはなかなかお目にかかれないかもしれません。
そこで今回おすすめしたいのは、プチ探検。
ご自宅の近所をブラブラしてみましょう。公園があれば十分。なくても街路樹などはありませんか。雑草が生えるただの空き地でもよいです。葉っぱのウラ、捨てられた空き缶の下などを見てみると、何かいるかもしれません。先にスマホのカメラを用意しておくとよいですね。見事撮影できたら、あとでゆっくり図鑑とにらめっこして、それが何なのか調べてみましょう。
探検ムードを高めたければ、虫眼鏡を1つ用意してはどうでしょうか。どうせなら昔、理科室で使ったようなやつがいいですね。ネットで1,500円前後で手に入りますよ。これを手に取って、そのへんの葉っぱを拡大してみるだけで、意外な発見があるはずです。葉の表面にたくさんの毛が!とか、おしべの先のこれは何?花粉か!など。土の表面を拡大してみたら、小さな何かが動いていたり(ヒ~!!)。
このとき大切なのはお母さん(お父さん)自身が楽しむこと。だからさっきの(ヒ~!)はなるべく言わないようにしましょう(笑)。近所のプチ探検がおもしろければ、連休などにはもっと自然豊かな郊外に出かけ、ふだん見られない花や虫、生き物探しをしてみてください。いずれにしても、安全には気をつけてくださいね。
執筆者紹介
どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」