きゅうり、トマト、なす…苗を育てるのにいい季節になりました。4月の年少クラスでは、かいわれ大根の種を蒔きました。
まずは種を観察。かいわれ大根の種、ひまわりの種、アサガオの種を先生に見せてもらった子供達。「ひまわりの種、縞々だ~」「かいわれ大根の種、小さーい!」声に出して表現する子もいれば、じっと見て不思議そうな顔をする子もいました。みんな、形の違いにちゃんと気づきました!
今回は土の代わりに綿に種を蒔き、お水をあげて育てます。みんな大切に育ててね。
植物を育てる、ということは「変化」する様子を見ることができます。種から芽が出る変化、色の変化、伸びていく変化、様々な変化があります。かいわれ大根の種と、長く伸びたかいわれ大根、別のものではなく、その間には成長する過程があることを今回種から育てたことで子供達は知ることができたと思います。
そして毎週お配りしている「言語カード」。今回は、「植木鉢・シャベル・スコップ・種・球根・土・ジョウロ・ホース」の8種でした。これも、かいわれ大根を育てたことで子供達は身近な道具として覚えることができたのではないでしょうか。このカード、切り離して、使う順に並べてみてもいいですね。カードに描かれた「種」以外にどんな形の種があるのかな?「球根」で咲くお花は何かな?シャベルとスコップの違いは何だろう?植物にとって「土」はどんな役割をしているのかな?8枚のカード、ただ物の名前を覚えるだけではもったいないですね。親子でどんどん活用してください。
さて、自分で育てたかいわれ大根。お母さんとメニューを考えて、料理に使ってもいいですね。最後まで食さずにずっと観察する、そんなお子さんもいるかもしれませんね。
執筆者紹介
どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」