今回は簡単にできるゲームをご紹介します。
まず、1~10の数字カードを用意します(トランプでも厚紙の裏に数字を書いたものでOKです)。それを裏返しに伏せ、シャッフルし、9枚は表に返します。さて、伏せてある残り1枚のカードの数字は何でしょう?数字を当てるゲームです。
この問題、カードの数字を「2・4・6・8・10」と偶数にすれば難易度の高い問題になります。同じ1~10の数字カードを使って、10になる組み合わせを作っていくのもいいですね。また、例えば「4」のカードを置き、右に続きの数字カードを並べる問題はどうでしょうか。「5・6・7…」と並べる子もいれば、「3・2・1」と並べる子もいるかもしれません。どちらも正解ですね。たった10枚の数字カードでいろいろなクイズができ、数の推理力、算数脳が鍛えられそうですね。ここまでお読みになったお母さん、お父さんの中には「昔から定番の『7ならべ』はどうなのかしら?」と思われた方もいらっしゃるのはないでしょうか。もちろんOKです。7ならべを楽しむだけでも十分に数列のトレーニングができますよ。
さらにゲームをもう一つ。お馴染みのオセロゲームです。「次にあなたが●を置く番です。どこに置くと一番多く○を引っくり返せますか?」
普段、親子でゲームやクイズなどを楽しんでやっていますか?ゲームはバーチャルのものよりも、手を動かすようなオセロや将棋(どうぶ○将棋も流行りましたね)などがいいですね。最近ではアルゴゲームも人気です。人生ゲームやすごろくなども楽しめます。出た2つのサイコロの目を瞬時に計算する力もつきますね。ルールを理解する力もつきます。ゲームで楽しくコミュニケーションをとってみませんか?
ちなみに前述のゲーム、実は精華小学校ゼミで子供たちが実際に解いた問題です。
最後にもう一問。数字カード使った問題です。お子さんは分かりますか?
1~9の数字カードを使って、たて・よこ・ななめ、どの列の合計も同じになるように、マス目にカードを置きましょう。
執筆者紹介
どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」