先日、年長クラでのことです。「海に暮らす生き物」と「川や池に暮らす生き物」をクイズ形式で当てる授業をしました。先生が見せる絵カードのイルカ・クジラは海に、カエル・ゲンゴロウ・ミズスマシ・メダカなどは川や池に…と、子どもたちは大正解!するとここで見ていたお母さん達が少しザワザワし始めました。聞くと、ゲンゴロウとミズスマシの絵カードを見ても違いが分からないと言うのです。確かにカードの絵は似ていました。お母さん達の、この「何だろう?」…いいですね。理英会の授業でもたびたび、大人も「???」となるような問題があります。ここで何となく「これが答えじゃない?」と流してしまう親と、不思議に思ったら、子どもを巻き込みしっかり調べる親で差がつきますね。ぜひ、親の疑問をそのままにせず、「お母さん、分からないから一緒に調べよう」とお子さんに伝え、親子で知識を深めてくださいね。
ちなみに、ゲンゴロウとミズスマシ、体は流線型で似ています。ゲンゴロウの体長は36~39mm、後ろ足は毛が生え平らで長く、水中で暮らします。ミズスマシは体長6~8mm、前足が長く、水面を泳いでいます。こんな違いがあります。
親子で一緒の時間を過ごし、子どもと向き合い、いろいろな経験ができるのは、この幼児期が一番濃いかもしれませんね。
そうそう。こんな疑問にも、お子さんに答えてあげられますか?シカとトナカイってそう違うの?ウミガメとリクガメは何が違うの?テントウムシは冬、どうしているの?サメは赤ちゃんで生まれるの?コウモリは赤ちゃんで生まれるの?茶色のウサギも目が赤いの?オスのカンガルーにも袋はあるの?イカの10本の足は全部足なの?
執筆者紹介
どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」