理英会合格実績

先輩ママ先生の受験こぼれ話

プリント量?質?|○or×シリーズ

  • 2016.07.07
  • 知っ得編
プリント量?質?

「夏休み中毎日、ばっちりくんドリルとプリント合わせて100枚やったのよ。」と嬉しそうに話をする年長の女の子のお母さん。それを聞いた周りのお母さん達の反応も、「凄い!うちの子なんて30枚が限界」「うちはもっと少ない…」とプリントの枚数のことばかり。確かに勉強をやったかどうか一番分かりやすく、目で見ることができるのはプリントの枚数ですから、つい枚数比べをしたくなりますよね。

でもちょっと待ってください。果たして学力とプリントの枚数は比例するのでしょうか。“質より量”か?“量より質”か?なかなか難しい問題ですが、プリントのこなす枚数は問題の内容にもよりますね。例えば、数の問題が苦手な子がいるとします。単純に数えるだけの問題であれば慣れが必要ですので、類似問題を何枚も繰り返しやるのがいいですね。この場合は“量”が必要です。でも、同じ数の問題でも、文章問題や求差の問題、1対多対応の問題など少し考える必要のある難しい問題は、理解するのに時間もかかりますし、じっくり取り組む必要があるので、どちらかと言えば“量より質”が大事ですね。

このように問題の内容や、お子さんの得意・不得意に合わせたプリントの量が結果として多くなっているのであれば、前述のお母さん達の会話は「あり」ですね。

まずはお子さんが何を理解していて、何を苦手としているのか、どこで躓いているのか、お母さんがきちんと把握していないといけません。授業や家庭学習、模試の結果からも知ることができますね。それを知った上でプリントに取り組みましょう。

ただ、理解できていると思っていた問題も、時間が経つと忘れてしまったり、できなくなっていることがあります。幼児は繰り返しが大事です。授業で使ったプリントは取ってありますか?子供の得意・不得意をお母さんの頭にしっかり叩き込んで、授業で使用したプリントを全て消しゴムで消し、コピーをして繰り返し復習に使っているお母さんもいらっしゃいました。このひと手間が大事です。“学習に近道はなし”ですよ。

どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)

執筆者紹介

どんちゃか理英会 りえ先生(仮名)
自身も数年前まで理英会に母として通い、愛息を小学校受験させた(もちろん結果は志望校合格!)。そして今は理英会スタッフとして、後輩ママさんやお子さんの受験指導、日々の授業に格闘している。母と指導者両面の視点から見えてくるものをこのコラムで自由に語ります。
本人コメント「今まさに受験最中であるお母さん、お父さんの息抜きとしてお役に立てたら嬉しいです」

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