今回のヒアリングで多くのご家族の口から頻繁に聞かれる言葉がありました。
それは「環境」という言葉。
わが子を私立小学校に通わせたい保護者にとって、小学校からの6年間なり、9年間、あるいは12年間のわが子が学ぶ環境への関心は極めて高いものがあります。
公立の学校には公立なりのよさがあることは誰しも認めますが、一方で地域の公立小学校、中学校に横たわる様々な問題は、時にそこに通う子どもたちの学力向上の機会や成長のチャンスを奪うリスクを抱えています。
わが子をそのリスクからは守れるものなら守りたい、と思う親心はとてもわかりやすく素直なものだと感じます。
今回は小学校入試を終えた526組1,052人のご父母から集めた「お受験をする理由」をまとめてみました。
大きく3つに分けてご紹介します。
幼児、そのご父母、幼児教室スタッフ、小学校現場などから生の声を収集することを日々のフィールドワークとしている
横浜国立大学教育学部心理学科卒