慶應義塾横浜初等部の願書には創設者の福澤諭吉の著作『福翁百話』を読んで、所感を記す指示がありました。
そこで、これからこの本を手にされる方のために『福翁百話』の中でも、子育て・教育に関する話を一話ごと取り上げて、要点を簡単にご紹介いたします。
今回は67話の要点を意訳してご紹介します。
成功するには本人の知力と努力が必要でしょう。
しかし、成功は偶然の幸運がもたらしたものとも言えるのです。
なぜなら、同じ知力努力の人が同じように苦労したとしても、貧富の差がある例は数えきれないからです。
続けて福沢はこう言います。
「人生で偶然に得たものは、また偶然に失うことがあるとも思っておいた方が良いのです」
とても冷静な目で人生というものを観察しており、ハッとさせられる一文ではないでしょうか。
人生の真理でしょうが、なかなか普段からこのように思っていては生活できないでしょう。
人生を考えさせられる内容です。
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