忠告はお節介?親切?(福翁百話)

福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫 I 106-2)

福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫 I 106-2)

慶應義塾横浜初等部の願書には創設者の福澤諭吉の著作『福翁百話』を読んで、所感を記す指示がありました。

そこで、これからこの本を手にされる方のために『福翁百話』の中でも、子育て・教育に関する話を一話ごと取り上げて、要点を簡単にご紹介いたします。

今回は30話の要点を意訳してご紹介します。

子どもも一人の人間

たとえ親子でも独立した人間に対しては干渉すべきではありません。

不平不和はあるかもしれませんが、結局それを言えば衝突するものです。
忠告を聞き入れないからと、不満に思うのは違います。

世話をしたいというのなら、忠告の内容にも世話をかけ、気をつかったらどうでしょうか。

まとめ

皮肉が効いた物言いですが、本質的な話でした。
例え親子といえども、個人を尊重し、まず、人として相対しなさいと言っていると感じました。

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