今回は小学校受験をまだお迷いのご家庭によくありがちな3つの誤解についてお話しします。
内容は次の3つです。
誤解1. | 小学校受験の新学期はいつ? |
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誤解2. | 中学受験をするから小学校は公立? |
誤解3. | 小学校受験をすると家族で過ごす時間が減る? |
ご自身の認識と比べながらお読みいだだければ大変ありがたいです。
小学校受験の世界では新学期は4月ではありません。
新学期は11月と考えていただくのがよろしいかと思います。
世間一般に考えられている4月が新学期ではないのは、一般的な小学校入試の行われる時期と関係があります。
小学校入試が行われるのは9月から11月にかけた秋のシーズンです。
ですから年長の4月を新学期にしてしまうと約半年後には入試本番になってしまいます。それではあまりに短すぎます。入試に向けての最後の1年間は「年長ならではの新しい単元を学び」と「年長までに習ってきたことを整理し、実際の入試の場面で使えるようになるトレーニング」の2つを行います。それには最低でも1年間という期間が必要になります。
そのようなわけで
年少コース 翌春に年少になる前の秋の11月から「新年少コース」がスタートとなっているのです。
中学受験をするから小学校は公立でよい、とは限りません。
中学受験をする目的で私立小学校を受験するご家庭はたくさんあります。なぜでしょう。
その理由は小学校の6年間の学習環境の圧倒的な差にあります。
私ども理英会は系列の中学受験専門塾(国大Qゼミ)を持っています。
そこで学ぶ小学生は約半分が私立小学校のお子さんで半分が公立のお子さんですが、日常的に私立と公立の小学校の学習に関する違いを実感しています。
感覚な表現で恐縮ですが、私立小での中堅レベルのお子さんと公立小の
トップレベルのお子さんが大体同等な学力、といった具合です。
主な違いは次の3点です。
学校から渡される副教材は公立小と私立小ではそのレベル、ボリュームにかなりの違いがある場合が少なくありません。
たいていの私立小学校は文科省認定の教科書をベースとしてそこから数段レベルの高い副教材を授業や宿題にあてています。当然、私立に通うお子さんたちの学力は一定以上の水準になってきます。
一方公立小学校はクラスの中では驚くほどの学力差があります。小学校低学年、中学年の単元内容の理解さえままならないお子さんがいます。
(これは教員の力量の差ではなく通われているご家庭の意識や環境の差です、念のため)
公立小学校に通うお子さんの私立中学受験率は学校のある地域によってかなりの差があります。受験熱の高い地域の公立はクラスの半分以上が中学受験をします。受験熱の高くない地域では中学受験をするのはクラスで数人という学校もあります。
一方、私立小学校は前出のような中学受験を前提にした学校では100%のお子さんが受験をします。学校側もそれをわかっていますので、特に高学年になると学校から出す家庭学習(宿題)も塾の勉強を意識している、と私立小学校の先生から聞いています。
これは自信をもって申し上げますが小学校受験をするとご家族で過ごす時間はむしろ増えます。
たしかに小学校受験のための教室に通い始め、年長学年になると理英会の場合
このような状況でなぜ家族で過ごす時間が増えるのでしょうか。
それはご家族で「受験」「合格」という目標を共有しているからです。
理英会に通うご家庭でたいへん多くみられる例をご紹介します。
以上3点、小学校受験に関係する思い違いをご紹介しました。
いかがでしょうか、小学校受験に対して新しい見方、考え方をしていただくきっかけになれば幸いです。
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