子どもの「何で?」は知性の高まり(福翁百話)

福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫 I 106-2)

福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫 I 106-2)

慶應義塾横浜初等部の願書には創設者の福澤諭吉の著作『福翁百話』を読んで、所感を記す指示がありました。

そこで、これからこの本を手にされる方のために『福翁百話』の中でも、子育て・教育に関する話を一話ごと取り上げて、要点を簡単にご紹介いたします。

今回は13話の要点を意訳してご紹介します。

子どもの「何で?」は知性の高まり

人としての知性、品位を高めることが社会にとって大切なことです。

子どもの教育の目的もそこにあります。

学校では教師の職務ですが、日常のありとあらゆる場面で子どもが疑問に感じることに対して理解を助けることがわれわれにとっても重要です。

まとめ

福澤は70話を次のようにまとめています。

「身近な物ごとについて談笑しながら、遊びながらの問答でよいので、次第に内を深めていくようにするとよいでしょう」

昔から子どもの「なんで?」に答えることは大事だと考えられていたようです。

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