理英会が担当する神奈川新聞の連載記事
インタビュー:横浜髙島屋 加藤裕忠氏
神奈川新聞 2021年4月19日 朝刊掲載
「ザ・チャレンジ! 89回 百貨店が考える小学校受験とは?」
この4月、横浜髙島屋=写真=に小学校受験指導の幼児教室(理英会)が開校した。開校までの経緯を同百貨店で子どもフロアを担当する加藤裕忠氏に聞いた。
これまでさまざまな取り組みにチャレンジをしてきて、お客さまに喜んでもらえることを長年にわたり追求した結果、今回、小学校受験の教室開校に至ったと語ってくれた。
「運動会の徒競走で1位になったら、わが子はすごくうれしがるだろう。親目線で『かけっこ教室』を企画したのが数年前。参加者の足が速くなると評判です。徒競走はスタートダッシュが肝心。スタートを徹底的に練習するわけです。すると、みるみるタイムは縮まり、順位も上がります。お子さまが一生懸命になれることはご家族みんなが真剣になれることだと実感し、サポートする側の私たちもとても手応えを感じました」
「『パパと一緒のプレウェディング』というイベントでは、お子さまの2分の1成人式を兼ねて、お父さまと一緒にバージンロードを歩いていただきました。専門学校・岩崎学園とのコラボ企画でお子さまはデザイン科の学生が製作した10歳向けのウェディングドレス。お父さまはタキシード姿です。当日はお子さま以上に感動するお父さま方が印象的でした。午前の部に参加したお父さまの中には感激のあまり、午後の部まで残って、他の参加者にフラワーシャワーで祝福する方も。
10、20年後、『ここで結婚式をやったね』と親子で思い出してもらえたらと思っております」
「小学校受験教室の開校も単に受験のための場所だけではなく、ご家族の思い出になる場所を作りたいと思ったからです」
一番感受性が強い時期の子どもたちと、そのパパママ世代が10、20年先、横浜でどんな暮らしをしているのか。
これから小学校受験にチャレンジする家族とその将来を思い描きながら、髙島屋の役割を見出そうとする話に意気込みを感じた。
[ 横浜髙島屋が考える小学校受験とは?【神奈川新聞の理英会コラム】]のご感想やコメントをお寄せください。
最近のコメント