だれでもできる簡単実験!
お風呂で行うことをおすすめします。
① からっぽの500mLペットボトル
② ストロー(できれば500mL用)
ペットボトルに水を入れてください。
実験は「中の水をどれだけ早く出すか」です。
ふつうに出すと、およそ5秒で出ます。
では次の3つのうちどの方法が一番早く水を出せるでしょうか?
① ぺットボトルをつぶして、中の水を押し出す。
② ストローをペットボトルの奥まで入れ、ストローから空気が入るようにして水を出す。
③ ペットボトルを回転させ、うずをつくって水を出す。
実験1のどの方法よりも早く出す方法があります。
どのようにすればより早く出るでしょうか?
(ただし、ペットボトルを切ったりなどはしません)
この実験の良いところは試行錯誤がしやすいところです。
実験は水を出すだけですので、何度も試すことができ、もっと早く出せるコツを知ることができます。
実験1の答えは②のストローです。
①のペットボトルをつぶして水を出すのは、片手で4秒、両手で3秒くらいです。
③の回転させてペットボトルの中にうずをつくり出す方法は、上手くやれば3秒くらいで出ます。
しかし、③にはコツがあります。
早く回転させると、水に遠心力が大きくはたらきペットボトルの内側に水が長く残ってしまいます。
すると水が出るのに5秒以上かかるときもあります。
②がもっとも早くて2秒で水を出せます。
②が早く水を出せる理由を知るには、ペットボトルから水を出すことはペットボトルの中に空気を入れることと同じであることに気づくことです。
すなわち、「早く水を出す」=「水と空気を早く入れ替える」となります。
ふつうに水を出しているとき、ペットボトルの口の部分で「ボコボコ」と音が出ます。
これは水と空気がぶつかりあって、交互に出たり入ったりするからです。
よって、ストローで空気の通り道をつくってあげて、水と空気がぶつからないようにすれば早く出せるのです。
では、実験2の実験1よりもっと早く出すにはどうすればよいかですが、これは「ストローから勢いよく息を吹く」ことです。
勢いよく息を入れれば、それだけ水が勢いよく出ます。
風呂場で顔に水が被ることを覚悟で思いっきりやってみてください。
わずか1秒で水が出ます。
親子で長湯にはなるかも知れませんが、笑える実験です。
小1理英会アドバンスコースから中学受験小6まで指導しているただっち先生(多田誠)がお送りしました。
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