【全小学校共通】どの学校でもこの3点を意識して書くことが大切です
1. 学校がその項目で尋ねている内容をきちんと書きましょう。
どんなにいい内容を書いてもその学校が求めている内容とずれていてはいけません。
2. 必ず具体的なエピソードを入れましょう。
家族でいつ、どこで、こういうことをした、そのときわが子の様子はこうだった、またはそれがきっかけでこう変わったなどです。
3. 読んだ側が「その子がどんなお子さまか」をイメージできるようなものが理想です。
あなた自身が校長先生になったつもりでご自身の書いたものを読み返してみましょう。
ありがちで無難な表現ではお子さまの魅力が伝わりません。
【小学校別】合格する願書&アンケート書き方のポイント
※2016年秋に実施された入試でのそれぞれの学校の願書やアンケートを元にまとめています。学校によっては願書だけだったり、願書とアンケートがあったりと様々です。
※学校別の書き方ポイントは「絶対にこうでなくてはいけない」というものではありません。あくまで書くにあたっての基本姿勢のアドバイスとしてお読みください。
ご自身で何度も考え、書き直しながら、それぞれのご家庭ならではのものを目指してください。
○鎌倉女子大学初等部
通学経路の説明が求められますので、学校から提示されている書き方に沿って丁寧に書きましょう。
志望理由を書く欄がせまいので、簡潔に書いてください。
○カリタス小学校
神様の「愛」ある優しさの中で生かされていることに感謝し、祈ることができ、生き物を含めて自他を大切にし、慈しむことができる子、子どもらしく心身ともに健全な子を温かく育む学校です。
総合教育活動での「五感を磨く」動物のお世話など、生きた現実を通して学ぶ力を本物の学力と考えています。
学校の行事に参加し、その折の体験で得た感動を入れ、学校の方針に沿った具体的な志望動機を記入しましょう。入学後の学校への積極的な協力姿勢などにも言及できるとよりよいかと思われます。
○関東学院小学校
「人になれ奉仕せよ」という言葉に象徴されるように、キリスト教の考え方に通じる家庭で行ってきた子育てのエピソードをできるだけ具体的に入れて書きましょう。
設備が素晴らしいのでそのあたりを志望動機の一つとして捉える場合でも、必ず奉仕の気持ちなどについては触れるのがよいでしょう。
○関東学院六浦小学校
志望理由はキリスト教・一貫校・環境の良さを交えて書きます。
書く欄が狭いので、簡潔に。
「両親または保護者から見た児童」という欄は、その子のいいところ、お手伝い、頑張って成長したところなど、その子を思い浮かべることができるような具体的エピソードなどを交えて書けるとよいでしょう。
○慶應義塾横浜初等部
幼稚舎同様、学校が尋ねていることに対してしっかりと対応した内容が書かれていることが大前提です。
例年ですと福翁自伝と自身の家庭について書くことが求められていますので、自伝の具体的内容とよく対応した家庭の教育方針についてわかりやすく書くことが大切です。
書かれている文章からそのご家庭の教育レベルが推し量られるつもりで書きましょう。
特にその子の個性を重要視する傾向があるこの学校には、ありきたりの無難な内容よりも、お子さまの得意とすること、お子さまの性格で特長的なことなどがしっかりと書かれていることが求められます。
○相模女子大学小学部
昨年までは第1・2回入試用願書と第3入試用願書は別々に分かれていましたが、1枚の願書になりました。
新教科「つなぐ手」では、伝統文化の体験や食育を通して、命の大切さや食への感謝について学んでほしいという思いが見受けられます。
また幼稚部・中学部との連携も魅力の一つです。心の教育を大切にしていることをよく理解し記入されるとよいでしょう。
「本人の良い所、気になる所等」の欄ではお子さまの良い点を中心に書きましょう。
願書を見ながら優しく面接をしてくださいます。
○湘南学園小学校
願書と親子面接資料があります。
学校説明会、体験授業、公開授業などに実際に参加して、そこで感じたことをまとめていくとよいでしょう。
親子面接資料には様々な書く欄がありますが、普段の家族の様子、お子さまの様子が伝わるよう、具体的なエピソードを交えて書くとよいでしょう。
○湘南白百合学園小学校
この学校の特徴として記入欄があまりありません。ごく基本的な家族の情報を書くことになります。
インターネット出願。出願期間が近くなりましたら、ホームページでご覧になることができます。
○精華小学校
現在のところ、写真も貼らずに名前や住所などの基本情報を正しく書くだけです。
以前は心電図の提出まであったこの学校が、このように簡易願書に変えたのは、学校としての選抜にあたっての方針と受け止めることができます。
あまりに簡易的な願書のせいか、時折「住所は□番地○丁目△号・・・と書くか、□-○-△でよいのか」などといったご質問をいただきますが、あまり神経質にならずに大丈夫です。
○聖セシリア小学校
現在のところ、入学願書に志望理由や教育方針を記入する場所はありません。
A日程B日程、面接日、二次、編入を○で囲む部分が願書と受験票両方にあるので忘れずに書き、住所や氏名などの基本的なことを記入しましょう。
また、編入試験の願書も同じ書類を使われているので、【在籍園】と【在籍校】を書く欄があります。
○清泉小学校
願書に備考欄がありますが、学校によると、そこには何かを書いても構いませんし、書かなくてもよいとのことですので、あまり気にする必要はありません。どうしても書きたい方には、担当の先生よりアドバイスさせていただきます。
○聖マリア小学校
願書に備考欄がありますが、状況に応じて記入してください。特になければ空欄でも問題ありません。
同校にご兄弟が在籍されている方や、身内に卒業生がいらっしゃる方は、その旨を書く方もいらっしゃいます。
○聖ヨゼフ学園小学校
願書備考欄に志望理由を記入します。
「個」を大切にする学校です。建学の精神である「信・望・愛」にあるように、カトリックの愛の心を背景にバランスのとれた、個々の賜物に気づくことができる人を育てることを求めています。そして、自ら進んで動ける子を求めています。
そういった学力だけではない、個々の資質を伸ばす教育への共感を述べられることが求められるでしょう。また、国際バカロレアの認可申請により探求型授業を導入しました。
これらの理解についても言及されるとよいでしょう。
○洗足学園小学校
願書は、基本情報を読みやすい字できちんと丁寧に記入しましょう。
家族の備考欄は、保護者の経歴、仕事、本人のことで受験に有利と思われる事柄の記入をおすすめします。願書は1人1枚配布します。書き損じには、二重線と訂正で問題ありません。
親子面接資料ですが、それぞれの枠内を有効に使って、学校を理解し、学校が求める子、親であることをアピールしましょう。
社会貢献できるリーダーの育成・中学受験を全員がするということなどに対しての共感、お子さまが考え、気づきのある子であり、その環境を作り支えられるご家庭であること、それらを知性と品格ある言葉を選んで記入しましょう。
その他の欄も上手に活用し、学校訪問に何度も行かれたことなど志望の熱意を学校にお伝えしましょう。
○捜真小学校
比較的、記入欄の多い学校です。
入学後、キリスト教の教えを特に重んじて教育をしていく学校のひとつですので、この部分にポイントをおいた記載が大切になります。
例えば、「自身を愛するように隣人を愛せよ」という教えに通じるご家庭の教育方針や、具体的なエピソードなどが書けるとよいでしょう。
○桐蔭学園小学部
WEB出願に変わりました。学校指定のフォームにしたがって、正しく入力しましょう。
○桐光学園小学校
WEB出願に変わりました。ホームページからダウンロードできる「調査用紙」には、志望動機のほかに、ご家庭や子どもの様子を具体的なエピソードを交えて書くとよいでしょう。
在校生や卒業生の兄弟がいると、父母面接がありませんが、その際には志望動機の欄に日頃感じている学校への感謝の気持ちを伝えるのもよいですね。
○日本大学藤沢小学校
集合時間の希望を選ぶ欄がありますが、ご家庭の事情に合わせて何を選んでもよいでしょう。
当日の面接時に書く面接資料が存在しますが、そちらには志望理由を書く欄があるようです。
あらかじめ書く内容を整理して当日に臨んでください。
○森村学園初等部
願書とともに提出する「保護者面談資料」は丁寧に書きましょう。枠内であれば、自由に書いて問題ありません。
校訓をとても大切にしています。
「正直・勤勉・親切」と家庭の教育方針の一致を具体的なエピソードなどをふまえていくことが大切です。
「森村ファミリー」について熟考し、学校やバザーに行くなどして、雰囲気・先生・子どもの様子をしっかりと見て、理解して記入しましょう。
○横浜英和小学校
「親子面接事前アンケート」は、記入する欄がたくさんあります。心の面を重視して育てていく、思いやりをもった人間を育てていく、そういったこの学校の方針に沿うような、子育ての中で心がけてきたことや実践してきたことなどを具体的に書いてみましょう。
○横浜雙葉小学校
学校の教育方針をしっかりと理解して、それに対応した内容を意識するとよいでしょう。
例えば、行事や説明会で学校を訪れたときに感じたことや、そこで校長先生が話されたことについて共感したこと、あるいは在籍している生徒さんたちの様子を見て湧き上がってきた思いなど、入学後の9年間をイメージして記入してみてください。
○横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校
学校が出している記入例に則って丁寧に書いてください。
学区制限がある学校ですのでご注意ください。
○横浜国立大学教育学部附属横浜小学校
自立、積極性、自ら何かを編み出すチカラ、このような面を中心に書かれる方が多いようです。
お子さまの日頃の生活の中から、何かを家族で体験したり、何かにチャレンジしたりというようなエピソードを具体的に盛り込むとよいでしょう。
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