秋になるとお月見といって、満月の夜、お月さまを見ながら、おだんごを食べる風習が昔からあります。
今日はそんなおだんごをわけるとき、お友だちとけんかにならないようにわける練習です。
おんだの数は9つでいってみましょう!
問題1
おだんごが9こありました。
仲良く3人のお友だちと分けることができますか?
(難易度 ★)
問題2
おだんごが9こありました。
仲良く4人のお友だちと分けると、□こずつもらって□こあまります。
□に入る数を考えましょう。
(難易度 ★★)
問題3
おだんごが9こありました。
あと□こあれば、仲良く5人のお友だちと分けることができます。
□に入る数を2つ考えましょう。
(難易度 ★★★)
解答・解説
問題1
小学生前までは「仲良く分けます」と書かれていることが多いですが、小学生になると「同じ数ずつ分けます」または「等しく分けます」と書かれるようになります。
これはわり算の問題になります。
わり算は小学3年生から学びますが、その基礎となる考え方は幼児の頃からの具体物の操作によって養われていることは間違いありません。
答えは、9個のおだんごは3人に3個ずつ仲良く分けられます。
問題2
これも実際に具体的操作によって答えを導きましょう。
4人が2個ずつもらうと8個になりますから1個あまりますね。
これが答えです。
が、実は答えはこの場合だけではありません。
4人が1個ずつもらって5個あまる、というのも間違いではありません。
(問題にできるだけ多く分けるとは書いてないので) この答えを見つけた子は、素晴らしい考え方を持っていると言えます。
問題3
1つの答えはわりと簡単に見つかったのではないでしょうか。
あと1個あれば10個になりますから、5人のお友だちと仲良く分けることができますね。
もう一つの答えは、6個です。あと6個あれば15個になるので5人で3個ずつ分けることができます。
なので、あと11個でも16個でも21個でも答えになります。
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受験算数につながる考え方を、身近なものを題材に、分かりやすくお伝えする、
アウトドア派の算数講師こばちゃん先生(小林義徳)がお送りしました!
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