おれさまはようかいやで
2015年初版
あんず ゆき 著
あおき ひろえ イラスト
文溪堂
主人公は自分のことを「おれさま」と呼び、口を開けると関西弁でしゃべり出すようかいです。
あるとき、地上に落っこちた流れ星を見つけます。
当初「あやしいのは おれさまだけで じゅうぶんや」と流れ星を非難するようかいでしたが、「たすけてー!」「おねがーい!」と流れ星に言われると、見捨てられません。
こうして頼られるうちに、ようかいの気持ちが変わっていきます。
ようかいは、慣れないながらも流れ星を夜空へ戻すために力を貸すのでした。
友だち
わくわく
わかりやすい ポップ 緑色をたくさんつかう
ようかいの中で流れ星の存在がどんどん大きくなっていきます。
それまで一人ぼっちで生きてきたようかいですが、流れ星と別れた後は、別れを惜しんでいました。
そんなセンチメンタルな自分につっこみを入れる様子が、ユーモラスでいながら切なく、心に染みます。
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