4歳の「せつこ」はお母さんのひざの上で話しをしています。
二人で話しをしていると、お母さんの瞳の中にせつこ自身が映っていることに気づきました。
せつこだけではありません。
お母さんの瞳の中には様々な美しい自然の風景が映っているのでした。
親子
美しい話
せつない
霧がかかったよう
お母さんはせつこにこう言います。
「美しいものに出会ったら、一生懸命に見つめなさい。そうすると心の中に美しいものが住み着くのよ」と。
最後のページには、大きくなったせつこが登場します。
その瞳に映る美しいものを通して、お母さんの瞳を思い出すと言うのです。
ふと、そこまで来て、せつこのお母さんは今どうしているのかと読者は感じるでしょう。
ぜひ、お子さんをひざの上にのせて、お二人で想像してみてください。
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