今年の7月は、とても雨の日が多かったですね。
実際に、横浜の6月~7月の1か月の天気は次の表のようでした。
問題1
まずは、ことばの問題から。
日本では6月終わりから7月の終わりぐらいまで、1年の中でも特に雨が多いときです。
この雨が多いときのことを何といいますか。
(難易度 ★)
問題2
この天気表を見ると、今年とはずいぶん違って、晴れた日は1日もなかったことがわかります。
では、くもりの日と雨の日は、どちらが何日多いですか?
(難易度 ★★)
問題3
1日の最高気温が30度をこえた日は、何日ありますか。
また、最低気温が一番低かった日は、何月何日ですか。
(難易度 ★★★)
おまけの問題
今年の7月がとくに雨が多かったことを調べるにはどうしたらいいでしょうか?
問題1
梅雨(つゆ)
「つゆ」ということばを最初から知っている子はいません。
どこかで誰かに教えてもらったりして覚えていくものです。
親子の会話の中でいろいろなことを話題にしていきましょう。
問題2
どちらも同じ。
すぐにとの数をかぞえ始めたお子様は素晴らしいですね。
この表が表している意味を理解していることになります。
表は、情報を分かり易くまとめたものです。
大人は細かな説明を受けなくても、この表が何を表しているかを読み取ることができますが、子どもの場合には、一人ひとり差が出ると思われます。
まずは表の意味から説明し、「7月7日の天気は何だった?」のように練習してあげるといいですね。
問題3
最高気温が30度を超えた日は、7/18と7/19の2日。
最低気温が一番低かったのは17.8度の7/12。
この問題は、「最高気温」「最低気温」のことばの理解+表の読み取り力、さらに小数で表された数字の理解が求められます。
小数は小学校3年生で習いますから、お子様は全く習っていないですね。
でも身近なところでは、靴のサイズや体温計や体重計などたくさん小数で表されたものがあります。
子どもたちは、そんな日常から自然と小数というものに慣らされているわけです。
おまけの問題
今年が本当に雨が多かったのか?
を調べるには過去のデータと較してみることが大切ですね。
これからの子どもたちに求められている力は、自ら疑問を持ち、その解決を図るためにはどうしたらよいかを考える力です。
そんなことを考えて、今回の問題を出題してみました。
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受験算数につながる考え方を、身近なものを題材に、分かりやすくお伝えする、
アウトドア派の算数講師こばちゃん先生(小林義徳)がお送りしました!
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