ルラルさんのにわ (いとうひろしの本 4)
いとうひろし/作・絵
ポプラ社 1,320円 2001年初版
ルラルさん自慢の大切な庭にはきれいな芝生が生えています。
ただ、その庭はルラルさん以外の立ち入りを禁じています。
そんな庭にある朝、大きな丸太が転がっているではありませんか。
しかし、丸太だと思われた物体は、なんと大きなワニでした。
ワニがルラルさんに「芝生に寝そべってみると気持ちが良いよ」言います。
言われた通りにルラルさんも寝そべると、何とも言えず気持ち良いのでした。
気持ちのゆとり
芝生に寝そべりたい
白地を生かした描き方
芝生の気持ち良さを他の人にもわかってほしいと、ルラルさんは庭を開放して、その後、多くの生き物が集まる場所になりました。
独り占めせず、他人と共有することが結局、心を豊かにするよ、というメッセージが何とも気持ちよさそうに描かれています。
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