文豪ゲーテが書いた童話
ゲーテ/作 田名網敬一/絵
1,540円 1827年完成
火事になったサーカスから動物たちが逃げ出します。
ゾウやクマはすぐに見つかりました。ところがライオンの行方だけが分かりません。
やっとのことでライオンが山の上の木の下に隠れているのを探し出したのですが、こんどは猛獣使いがむちを打って追い立てようとしてもライオンは言うことを聞ききません。
やりを抱えて馬に乗った若者や、猟犬を従えた猟師が来ても野生に返ってしまった様子のライオンは牙をむいてびくともしません。
いよいよ兵隊が取り囲み、ついに撃ってしまおうとしました。
気持ちが大事
じーんとする
鮮やか色
ライオンが撃たれようとしたその時、ひとりの少年がやってきてあることをしました。
そうすると、それまでとは一変してライオンはおとなしくなったのでした。
相手がどんな気持ちでいるのか。寄り添ってみることが大切だと示してくれるお話です。
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