アンデルセン/作
ロバート・イングペン/絵
1,780円
1843年初版
一羽だけみにくい姿に生まれたあひるの子。
それがもとで、まわりからは嫌われていました。
そんな中、お母さんあひるだけはわが子として面倒を見てくれていました。
しかし、時がたつにつれて、そのお母さんからも「お前がいないといいのにねえ」と見放されます。
あひるの子は、いてもたってもいられず、走って走って、逃げ出すのでした。
自分を見つめる
力が入る
油絵
改めて読み返すと深刻なお話です。
仲間のあひる、兄弟のあひる、にわとり、七面鳥、女の子、野ガモなど、まわりの生き物たちから嫌われ、いじめられます。
そのため、住むところを点々としなくてはならないあひるの子。
そんな、あひるの子に、最後に救いが訪れるストーリーですね。
めげずに一生懸命生きる人へのメッセージになっています。
今回は『魔女の宅急便』の原作者として有名な角野栄子さんが翻訳したバージョンです。
小さな子向けのダイジェスト版の絵本で読んでいた人には、こんなセリフや登場人物があったのかと新鮮に感じる訳になっていますよ。
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