蜂飼耳/作
牧野千穂/絵
1,540円
2011年初版
ブロンズ新社
おじいちゃんからえびおに、お誕生日プレゼントが届きました。
それは、うき輪の贈り物でした。
プレゼントには「満月の夜までしまって置くように」という手紙がいっしょに入っていました。
約束を守って、満月の夜にえびおがうき輪をつけてみると不思議なことが起こるのでした。
秘密のできごと
宙に浮いたような心地
柔らかいのに厚みがある
えびおが、うき輪をつけると、なんとうき輪ごと空に浮かび上がることができたのです。
空の上では同じように、うき輪をつけたおじいちゃんが待っているではありませんか。
こうして、おじいちゃんとえびおは、秘密の夜のおでかけをすることになります。
楽しかった夜の空中散歩はおじいちゃんに秘密にしておくように言われます。
2人だけの秘密の共有、それは少しだけ大人になるということなのでしょう。
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