舟越克彦/作
二俣英五郎/絵
たなばたものがたり (行事の由来えほん)
1,320円
2001年初版
教育画劇
おりひめとひこぼしが年に1度、7月7日にだけ会う「たなばた」の由来。
夫婦愛、星座
ロマンチック
水彩画の淡い色と線
おとなになると細かな部分はすっかり忘れてしまっていて、あらためて読み直してみると新鮮な発見があって面白いのが昔話・伝説のたぐいです。
今回わたしが一番はっとしたのはおりひめとひこぼしが再会する場面でした。
二人が天の川を渡る時にカササギの群れがやって来て、橋になってくれたのでした。
この絵本では見開きページを使い、淡い色合いの背景にカササギの群れがアーチを描いて飛んでいて牧歌的な雰囲気でした。
橋はカササギだったということをすっかり忘れていました。
昔の中国ではベガ(おりひめ)とアルタイル(ひこぼし)の間にある白鳥座がカササギに見えたようです。
最後のページに詳しく由来が書かれたページもためになります。
星座の話もからめながら、おとなと子どもがいっしょに読むことで話が深まりそうです。
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