空に浮かんでいる雲と同じものをペットボトルの中に作る実験です。
とても簡単な実験ですし、お子さんがとても喜びますよ。
空になったペットボトル
お線香
①空になったペットボトルの中を洗ってください。
②お線香のけむりをその中に2~3秒入れてください。
③ふたをしっかり閉めて、あとは強くギュッとつぶすこと30秒(足でつぶしてもよいです)、パッと手をはなせばできあがり!
簡単にできて楽しいです。
そして、何度も繰り返せるので、子どもは飽きるまでやりたがります。
夢中でやり続けていると、「ふしぎだな」とか「おもしろい」とか。
そして、「どうして」「なぜ」と思います。
「雲は線香のけむりだ!」⇒それにしては多くない?
「雲はぼくの力で出したんだ」⇒君は魔法使い!
たくさん考えたところで種明かし。
雲の材料:空中の水蒸気とほこり(今回はお線香のけむり)
ギュッとつぶすと中の温度が上がり、パッとはなすと温度が下がります。
温度が下がるとき、ペットボトルの中の水蒸気がほこりのまわりにくっつき、小さな水のつぶになります。
これが、今回の雲の正体です。
お空の雲も、材料は水蒸気とちり(ほこり)。
温度が下がるのは上昇気流や寒気によって行われます。
この実験のポイント、雲のでき方ではなく「簡単にできる」と言うところです。
簡単だから、自分で何度も行います。
簡単だから、自力で答えを出せるかもしれません。
大人は子どもの「なぜ」にすぐ答えようとしますが、自分で解けそうな問題は考えさせる時間を与えてください。
考えて出した答えは、正しくなくてもよいです。
「失敗は成功のもと」
「99%の努力と1%とのひらめき」
試行錯誤の第一歩はこんなところからはじまります。
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小1理英会アドバンスコースから中学受験小6まで指導しているただっち先生(多田誠)がお送りしました。
9歳までは「楽しい!」が一番!小学校低学年の能力開発
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