透明なビー玉
透明なビー玉を使って、虫めがねのように見ることができます。
たとえば、千円札の裏右上にサクラの花が三輪咲いています。
この花のおしべにそれぞれ「ニ」「ホ」「ン」とカタカナで印刷されています。
肉眼ではとても小さくて確認することが困難です。
透明なビー玉でのぞいてみると
また、千円札の右下には点線と思わせて、「NIPPON GINKO」の連続の印刷を見ることができます。
面白いですね。
大きく見えるのは虫めがねと同じつくりだからです。
虫めがねをさわってみると、レンズの真ん中が厚いことがわかります。
そこからレンズの縁にいくにつれ、薄くなります。
この曲面が急なほど倍率は上がります。
ビー玉は丸いわけですから、虫めがねより倍率が高いです(小さいほど倍率が高くなります)。
ポケットに手頃な大きさの透明ビー玉をしのばせ、いろいろなところで小さい世界を見るのはどうでしょうか。
思わぬ発見で、わくわくな気持ちにしてくれます。
外に出なくて、家の中で人間の発明に驚くこともたくさんありますよ。
これはなんだろう?
これはなんだろう?
これはなんだろう?
問題1の答え
液晶タブレットの画面です。光の三原色ですね。
問題2の答え
面ファスナーです。
フック状の先に、ループ状のひもがひっかかることでくっつきます。
問題3の答え
マジックカットです。
「どこからでも切れる」と書かれている側に、小さい切れ込みがたくさん入っています。
赤い線の内側のところに小さい切れ込みが入っています。
虫めがねでいろいろなものを見るのも面白いですが、ポケットに入れるには少し邪魔ですね。
ビー玉であれば、楽に持ち運べます。
今回の問題は家の中だけのものにしました。
人類が作った物の中にはこんな小さい工夫があることを知る(見る)のも大切なことと思います。
驚きと楽しみを持って大小の感覚を養いましょう。
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