最上一平/作 渡辺有一/絵
1,320円 2000年初版
大みそ日、みのりさん家族の一日を描いたお話です。
昼はお母さんとおせち料理の買い出しに行き、夜は帰ってきたお父さんがおもちをついてくれました。
おばあちゃんが作ったとしこしそばを食べて、みのりさんは、はじめて夜中まで起きて除夜の鐘を聴くのでした。
年中行事
家族
しみじみ
ていねいな絵日記のように親しみやすい
早いようですが、今年最後のえほんのご紹介です。
題名に「行事の由来えほん」とあるように、ところどころでおばあちゃんが由来を語ってくれます。
「おそばは細くて長いだろ」
「おそばのように長生きできるように」
「幸せが長く続きますように」と教えてくれるのです。
除夜の鐘を108回鳴らすのは、人間の108つの煩悩(ぼんのう=心身を悩ます欲望)を1年の終わりに洗い清めるためと教えてくれます。
物語の中でさりげなく語られるので、すっと心に入ってきます。
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