今回はトランプを使った数あそびです。
親子で、家族中で、対決してみましょう。
2ケタの数の大小関係を学びつつ、ゲームのルール理解をしていきます。
わくわく、どきどきを体感してください。
★ゲームの人数:2人から4人程度
トランプの4つのマーク(ハート・ダイヤ・スペード・クラブ)の2~9まで計32枚
→カードを2枚並べ、2ケタの数字ができることを確認。例えば2と5なら、25か52ができます。
(1)32枚のトランプをよく切り、テーブル中央にふせて山にします。
(2)それぞれ交互に1枚ずつ引き、数字を確認。十の位に置くか、一の位に置くかを決め、宣言します。
例)カードが「3」→「一の位!」(が、いいですよね)
(3)全員が1枚目を引き終わったら、2枚目を引きます。
今度はカードを見てはいけません。
テーブルに、先ほど置いたカードの位では「ない方」に置きます。
(4)全員が置き終わったら、一斉にかけ声を。「2ケタでドン!」
カードをオープンします。
親から順に自分ができた数字を読み上げ、一番大きい人が勝ちです。
(5)これを合計3セット行います。
ただし、引いたカードは、もどさずに、表にしたまま自分の前にならべておきます。
残っている山からカードを引いていきます。
3回の勝負の内、一番多く勝った人がこのゲームの勝者です。
勝ちが同じ回数だったら、同点の人だけで残ったカードで1回だけの勝負をして、勝ち負けを決めます。
(6)慣れてきたら、上級ルール!カードが大きい数が来たら、勝つ確率が高くなり、持っていないとつまらなくなります。
そこで、例え数字が小さくても勝てるルールを導入します。
それは、ゾロ目です。
それも小さいゾロ目を強くするのです。
強さの順22→33→44→・・・→99→98→97→・・・
とすると、2のカードを引いても、まだどきどき感はあるはずです。
このゲームのねらいは、小学1年生の最大の算数のテーマである、「位取り」の概念形成です。
最初は意味がわからなくてもお子さんに「一の位」「十の位」と声に出させること。
大きい数にするには、なるべく十の位に大きな数をもってくればいいことを、ゲームの中で体感してもらいます。
相手がどちらの位に何の数字を出すかによって、自分のカードを置く位を変えられたらたいしたものです。
例えば、7のカードを十の位に置いてあるのを見て、自分が5のカードだったら、十の位に置いても負けてしまうことに気づけるかです
(この場合は、一の位に5を置いて、次のカードで大きい数が来ることを期待するのが正解ですね)。
なお、人数が少ない場合は、マークを2種類に減らしてあげましょう。
残ったカードの類推が楽になります。
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受験算数のプロ 益田先生がお届けしました。
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