こんにちは。
街中がハロウィンで盛り上がっていますね。
今年は何か仮装をされましたか?
日本ではとにかく「楽しむ」ことが重要なハロウィンですが
その起源についてお子様と一緒に調べてみるのもよいかもしれません。
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めざせ!ことば博士
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今回は、国語力は幼児期の言葉への関わり方が大きく影響する
という学説の実証に力を入れている、ノッチ先生からの問題です。
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問題
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お子さまといっしょに楽しんでください。
ヒント(1) 秋になるとよく目にするよ。
ヒント(2) 山に多いかな。
ヒント(3) 色が変わるんだよ。3文字!
(4ヒントになってしまいました)
さて、なーに?
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┃◆┃ご家庭のみなさまへ
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【答え】 もみじ(紅葉)
【おまけ】
もみじとは晩秋に草木の葉が赤や黄色に色づくこと、または
その葉のことですが、山野を訪ねて紅葉を楽しむことを
「もみじがり(紅葉狩り)」といいます。
このことばもぜひお子さまに伝えてください。
「鷹狩り」や「きのこ狩り」と違って、紅葉を見に行くだけなのに
なぜ「狩り」ということばが使われるようになったのでしょうか。
「紅葉狩り」の起源は平安貴族のころまで遡ります。
鑑賞用の紅葉は内裏の中や貴族の邸宅内には植えられて
いないことが多く、平安貴族が紅葉を楽しむには山や渓谷まで
赴く必要がありました。
狩猟をしない彼らは紅葉などの草花を手に取り眺めることに
「狩り」ということばを使うようになり、やがて紅葉を愛でること自体を
「紅葉狩り」と呼ぶようになったとされています。
ですから昔は春の「花見」のことを「桜狩り」ということもあったようです。
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日頃、中学入試の最前線の国語指導をしつつ、小学生に
読書の楽しみをひろめるべく、「ことばの学校」の開発に没頭する毎日。
ことばの学校 主任研究員 佐野 樹(ノッチ先生)がお送りしました。
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