こんにちは。
1月23日は
「1(いい)23(ふみ)」
(いい文・E文)の語呂合せで、電子メールの日に認定されています。
今回は、国語力は幼児期の言葉への関わり方が大きく影響する
という学説の実証に力を入れている、ノッチ先生からの問題です。
「お母さんもうすぐ豆まきの時期だね」
「そうね。本当は節分って言うのよ」
「知ってる-」
「あらそう、じゃ、マスを出しておいてね」
「なにそれ知らなーい」
「…。」
さて、みなさんのご家庭では、お子さんはマスがわかるでしょうか。
三択にしてみます。
(1)お父さんがかぶる鬼のお面のこと?
(2)豆まきのときに食べるのり巻きのこと?
(3)豆を入れる、四角い木の箱のこと?
枡(ます)は尺貫法の「斗」「升」「合」を計るのに利用された木製の測定器です。
現在よく見かける日本酒を飲むときの酒枡や節分用の節分枡は小振りですが本来は、例えば一斗枡であれば約18リットルを計量する目的なので・・・規格としては
「一尺五分四方、深さ五寸八分八厘(31.82cm×31.82cm×17.82cm)」
と非常に大きなものでした。
織田信長が公定の枡を定め、豊臣政権がこれを継承し、江戸幕府でも新たな統一規格が定められましたが、量をごまかすための不正が絶えず江戸時代が終焉するまで枡の全国統一は出来なかった、といわれています。
「あま酒あり□」という表記を見たことがありませんか。
(実際には四角に斜め線が入ってます)
これはマス記号と呼ばれるもので、「あります」と読みます。
【正解】(3)
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日頃、中学入試の最前線の国語指導をしつつ、小学生に読書の楽しみをひろめるべく、「ことばの学校」の開発に没頭する毎日。
ことばの学校 主任研究員 佐野 樹(ノッチ先生)がお送りしました。
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