■---------------—■
めざせ!ことば博士
■---------------—■
秋刀魚、栗、松茸、梨、柿に葡萄。
何を食べてもおいしい季節になりました。
今回は、国語力は幼児期の言葉への関わり方が
大きく影響するという学説の実証に力を入れている
ノッチ先生からの問題です。
▼「これ知っている?」(7)~へんな「はち」~ ▼
◆もんだい◆
おばあちゃんちに行ったときのこと。
おばあちゃん「ねえ、すりばちどこに行った?」
お母さん 「あれ、そこでさっき見たけど」
おばあちゃん「おかしいわね。○○ちゃん、すりばち知らない?」
ってぼくに聞いてきたんだけど、ぼくはよくわからないから
「知らない」と答えたんだ。
みんなはわかる?
①野原で見かける「はち」の仲間。
すりすりと音を立てて飛ぶから「すりばち」
②どんぶり「ばち」の仲間。
中に何か入れてすりすりするから「すりばち」
③たいこをたたく「ばち」の仲間。
「くすり」をたたくから「すりばち」
●ヒント●
おばあちゃんは小さなバットみたいな木の棒も持っていたよ。
一緒に使うのかな…。
┏━┓
┃◆┃ご家庭のみなさまへ
┗━┻━━━━━━━━
皆さまのご家庭に「すりばち(擂鉢)」と「すりこぎ(擂粉木)」は
ありますか?
最近ではフードプロセッサーが普及しているためか
すりばち・すりこぎを持つ家庭が減りつつあるそうです。
かつては味噌を作るために欠かせなかったため、店売りの
味噌が登場するまでは各家庭の必需品でした。
ほかにも、すりごまや魚のすり身、とろろ汁、練からしなど
さまざまな用途で使用されました。
慣用句の「ごまをする(胡麻を摺る)」は煎ったごまを
すりばちでするとあちこちにごまがくっつくことから
人にへつらう意味で用いられるようになりました。
【正解】②
どうすれば頭のイイ子に育てられる?
どうすれば幅広い知識を身に付けさせられる?
進学塾のプロ講師が作った幼児のための脳活トレーニングです。
親子で楽しく脳力アップしましょう!
*---------------------*
日頃、中学入試の最前線の国語指導をしつつ、小学生に
読書の楽しみを広めるべく「ことばの学校」の開発に没頭する毎日。
ことばの学校主任研究員 佐野 樹(ノッチ先生)がお送りしました。
*---------------------*
[ へんなはち!]のご感想やコメントをお寄せください。
最近のコメント