今週は「国語の先生おススメ本」です。
★ 全国学校図書館協議会選定「よい絵本」
★ 「友情」は、中学入試問題でも問われる永遠のテーマ
★ 「自己満足」と「自己犠牲」。友だちのために必要なのは?
(薫 くみこ 作・飯野 和好 絵)
「自己犠牲」や「無償の愛」を他人に供する精神を育てることは子どもを育ててみれば、言うほど容易ではないことがわかります。
主人公「わたし」は小学1年生。同じクラスのうしろのせきにいるのは「しっこさん」。
本名はまりかちゃんですが、おもらしばっかりしているのでみんなから「しっこさん」と呼ばれています。
自分に正直であればあるほど、特に心の発達が未熟なうちは悪意なきことばの暴力で、人を傷つけ、自己防衛を図ったり
自己満足を得たりします。
しかし、自己を省みないままやがて大人になれば、真の人間関係は築けず、円滑な社会からは逆に疎外されてしまいます。
ぜひ、小学校入学前に読み聞かせて、「ほんとうの友だち」について親子で語り合ってください。
そして、友だちの存在に悩む年頃になったとき、もう1度、今度はお子さま自らが手に取って読んでもらいたい一冊です。
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