「ことば」がテーマのなぞなぞです。
◆もんだい◆
うさぎさんとくまくんが書いた文があるよ。
それぞれの『 』のついたことばは、うさぎさんとくまくんでは使い方がちがうよ。
どんなちがいかわかるかな?
うさぎさんの文
「雨が『パラパラ』ふりだしました。」
くまくんの文
「バスの中にお客さんは『ぱらぱら』しかいませんでした。」
ヒント★★★(これでわかったら天才!)
うさぎさんの文
「わたしはげんかんのとびらを『ガラッと』開けました。」
くまくんの文
「部屋の様子が『がらっと』変わっていました。」
ヒント★★(これでわかったら名人!)
うさぎさんの文
「かみなりが『ゴロゴロ』と鳴りだしました。」
くまくんの文
「雨なので家で『ごろごろ』していました。」
ヒント★(これでわかったら秀才!)
うさぎさんの文
「わたしはドアを『ドンドン』たたきました。」
くまくんの文
「ぼくは休まず『どんどん』歩きました。」
うさぎさんの文は「音」に関係があるよ。
「ワンワン」「ふわふわ」のような音や様子を表すことばをオノマトペといいます。
音を表すものを擬音語、様子を表すものを擬態語とも言います。
今回の問題のように、同じことばでも擬音語と擬態語の両方の働きをすることばがあります。
実際に、そのことばどおりの音(声)を表すもの(うさぎさん)が擬音語、そうでないもの(くまくん)が擬態語です。
(擬音語はカタカナで、擬態語はひらがなで表記するのが一般的です)
日本語はオノマトペが多く、特に小学校低学年の理解力表現力を養う上で、非常に重要なことばです。
お子さまとの日常生活の会話の中にも意識的に取り入れることをおすすめします。
<答え>
うさぎさんは「音」が出ることば
くまさんは「音」がでないことば。
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