おてがみもらった

今週は「国語の先生おススメ本」です。

〔今週のテーマ〕
【手紙を通して育てる美しい日本語、日本人の心】

〔今週のおススメポイント〕

★ 小学館文学賞その他数多くの賞に輝く児童文学作家
★ 郵便だからこそできる、世代を超えた心の交流
★ 手紙だからこそあふれる、美しい日本語

〔今週のおススメ本〕
「おてがみもらったおへんじかいた」

(森山 京 作)
この本についてはコチラから↓

おてがみもらったおへんじかいた (おはなしフェスタ 6)

おてがみもらったおへんじかいた (おはなしフェスタ 6)

▼ご家庭のみなさまへ▼

「ゆうびん」「ふうとう」「びんせん」「はがき」「切手」「ポスト」……
私書のやりとりのほとんどが電子メールになってどれくらい経つのでしょうか……
現在の郵便事情は、わたしたちが子どもだったころと一変しました。
このお話は、小学校1年生になったばかりのクマ・タクマくんとウサギ・ササおばあさんとの往復書簡による心の交流をえがいた物語です。
もし、お子さまが便箋にも封筒にも触れたことがないようならこの本を読むと、だれか大切な人に手紙を書いてみたい! と思ってくれるかもしれません。
ポストに投函した瞬間(「かさっ」という音がポストでひびきます)から返事が届くまでの高揚感、期待感。
メールや電話とはひと味もふた味も違う味わいではないでしょうか。
「ごきげんよう」「ごかんべんねがいます」など、美しい日本語や季節の変化も織り込まれていて、贅沢な一冊です。

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日頃、中学入試の最前線の国語指導をしつつ、小学生に読書の楽しみをひろめるべく、「ことばの学校」の開発に没頭する毎日。
ことばの学校 主任研究員 佐野 樹(ノッチ先生)がお送りしました。

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