今週はノッチ先生の「ことば」がテーマのなぞなぞです。
「茶色(ちゃいろ)い」や「黄色(きいろ)い」のように、「い」で終わる「色」を表す言葉があるよ。
いくつ言えるかな?
ヒント★★★(これでわかったら天才!)
「茶色い」や「黄色い」のように「色」という言葉は入らないよ!
ヒント★★(これでわかったら名人!)
「茶色い」と「黄色い」のほかに全部で4つあるよ!
ヒント★(これでわかったら秀才!)
「イチゴ」の色、「アリ」の色、「雪」の色、「空」の色をそれぞれ何というかな?
少し難しい話になりますが、古代の日本語には色を表す形容詞(「い」で終わる、様子を表す言葉)は「赤い、黒い、白い、青い」の4つしかなく「色」の意味合いも現在とは異なりました。
語源的には「赤い」は「明かし」から、「黒い」は「暗し」から生まれ「白い」は「著し(しるし=はっきりの意)」「青い」は「漠し(あおし=ぼんやりの意)」から生まれた言葉です。
つまり「赤」の反対が「黒」で明暗を表し、「白」の反対が「青」で鮮明さの度合いを表していたのです。
ですから「赤い夕日、赤土、赤味噌」など、色彩的にはオレンジから茶色のものも「赤」、「青竹、青葉、青信号」など緑色のものも「青」と表現したのです。
後に「黄色い」「茶色い」が加わったものの、形容詞は増えず、色の表現には「山吹、橙、紅、紫、藍」など主に植物に「色」をつける形で表すようになったのです。
答え)(「茶色い」「黄色い」のほかに)
「赤い」「黒い」「白い」「青い」の四つ
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小学生に読書の楽しみを広めるべく「読書くらぶ」の開発に没頭しているノッチ(佐野 樹)先生でした!
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