6回に分けて横浜英和小学校について解説するブログの今回は5回目です。
前回から最新の出題の中から、ピックアップして解説しています。
今回は、この問題です。
これは、個別で実施された、わたしたちが意思表現と呼んでいる分野の課題で、横浜英和小学校ではここ数年連続して出題されています。
自分だったらどうするかを答えるパターンが基本で、そのために決まった答えがありません。
自分の言葉で自分の考えを説明する言語力が問われます。
問題の性質上、提示される場面は困る場面が多いのですが、この学校の課題は、自分も初めて見るものを見て、それを見ていない人に説明するなど、困る場面の中でも少し意表をつくような、変わった場面が設定されます。
2019年度の質問は「言葉の通じない外国人のお友だちと遊ぶことになった場合、あなただったらどうしますか。」というものでした。
こうしましょうという決まった答えはないのですが、困る場面に直面したら身動きが取れなくなってしまうというのは考え物ですね。
また、お友だちと遊ぶのですから、仲良くなるためにどうしたらいいかを考えているか、そういう姿勢があるか、独りよがりだったりわがままだったりしないか、も大切になってくると考えられます。
実際、合格をもらった子どもたちの答えを聞いてみると、アプローチはそれぞれでしたが、通じなくても声をかけたり、ジェスチャーでコミュニケーションをとったりなど、自分から働きかけて仲良く遊ぼうという姿勢は共通していました。
ただ、最も大切なのは「話す」ということです。
こういった課題は自分の気持ちや考えを言葉にして伝えられなくては始まりません。
語彙力、会話力に加え、挨拶や返事もしっかりできるようにしておきましょう。
※動画でも解説しています。
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