たけやぶやけた

新学期がスタートとして1ヶ月が経とうとしています。
新しい先生に新しいお友だちと、環境の変化にも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。

ご家庭でできる「量感トレーニング(24)」

 ▼「たけやぶやけた」の算数版??▼

お子さんにとって数の順序を知ることはとても大切です。
この時期の5歳児でしたら、1~10まで言える子とまだちょっと心配なお子さま、いらっしゃるかもしれませんね。

この「順序」は、数の並び方にだけでなく、身の回りのさまざまなものでトレーニングし、理解を深めることができます。

例えば、次のようなものに注目してみてください。

★初級編

数字(1~10)
曜日(日月火水・・・)
季節(春夏秋冬)

★中級編

数字(1~20)
音階(ドレミファソラシド)

★上級編

いろは(いろはにほへと・・・)
惑星(水金地火木土天海)

 

【やり方】

これらを、まずは順番通り言わせてみましょう。

「1から10まで言える?」
「日曜日の次は何?」
「にちげつか・・・そのあと、言える?」

などと投げかけてみるとよいですね。

【工夫】

楽に言えるようになったら、逆から言わせてみましょう。
よい刺激になります。

 

▼ご家庭のみなさまへ▼

覚え方には、「リズムで覚える」ことや「頭の中にならべていって覚える」ことがあります。
それを逆から言うことは、どのような覚え方でも一度、頭の中にその数や言葉をおいて、逆に読むことになります。
つまり、頭の中にその映像を描き、それを頭の中でたどりながら逆に言うことになるのです。

そして、逆に言えるようになると、その覚えたことは、より深い定着となっていくのです。

低学年で算数の課題は、九九(小2で学習)があります。

この九九も
「いんいちがいち、いんにがに・・・」
と最初は覚えていくことになります。

一通り覚えたら、逆に
「くくはちじゅういち、くはしちじゅうに・・・」
と、もどっていけたら間違えることもなくなるでしょう。

国語では「たけやぶやけた」等の回文をつくることが語いの増加や語幹の発達に役立ちます。

是非、算数でも逆に言うトレーニングを取り入れてください。

 

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受験算数のプロ 益田先生がお届けしました。

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