新学期がスタートとして1ヶ月が経とうとしています。
新しい先生に新しいお友だちと、環境の変化にも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。
お子さんにとって数の順序を知ることはとても大切です。
この時期の5歳児でしたら、1~10まで言える子とまだちょっと心配なお子さま、いらっしゃるかもしれませんね。
この「順序」は、数の並び方にだけでなく、身の回りのさまざまなものでトレーニングし、理解を深めることができます。
例えば、次のようなものに注目してみてください。
数字(1~10)
曜日(日月火水・・・)
季節(春夏秋冬)
数字(1~20)
音階(ドレミファソラシド)
いろは(いろはにほへと・・・)
惑星(水金地火木土天海)
これらを、まずは順番通り言わせてみましょう。
「1から10まで言える?」
「日曜日の次は何?」
「にちげつか・・・そのあと、言える?」
などと投げかけてみるとよいですね。
楽に言えるようになったら、逆から言わせてみましょう。
よい刺激になります。
覚え方には、「リズムで覚える」ことや「頭の中にならべていって覚える」ことがあります。
それを逆から言うことは、どのような覚え方でも一度、頭の中にその数や言葉をおいて、逆に読むことになります。
つまり、頭の中にその映像を描き、それを頭の中でたどりながら逆に言うことになるのです。
そして、逆に言えるようになると、その覚えたことは、より深い定着となっていくのです。
低学年で算数の課題は、九九(小2で学習)があります。
この九九も
「いんいちがいち、いんにがに・・・」
と最初は覚えていくことになります。
一通り覚えたら、逆に
「くくはちじゅういち、くはしちじゅうに・・・」
と、もどっていけたら間違えることもなくなるでしょう。
国語では「たけやぶやけた」等の回文をつくることが語いの増加や語幹の発達に役立ちます。
是非、算数でも逆に言うトレーニングを取り入れてください。
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受験算数のプロ 益田先生がお届けしました。
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