今回は、カレンダーを使って日付の概念と簡単なたし算のトレーニングをしましょう。
準備するもの:カレンダー
(1ヶ月分だけ書かれているものがよいです)
答えられましたか?
テレビ番組や幼稚園の行事などの関係で、「曜日」については意識があっても「日付」はあまり意識していないかもしれません。
誕生日やクリスマスなど特別な日でなければなおさらです。
難しければ、カレンダーを指差して、「ここだよ」と教えてください。
今日がいつかが確認できたら、次の質問です。
1週間という単位の意味がわかっていないお子さんも いらっしゃるでしょう。
ヒントとして、その日に見ているテレビ番組名を挙げて「次に○○をやる日だよ」などと教えてみてください。
カレンダーを見ていれば、真下の日付を答えれば正解です。
ここで、何日増えているかを確認してください。
(1)と同じく曜日には慣れていて、七曜日すべて言えるのに「来週の今日は7日後だ」と日にちの理解にまで達している子は
意外と少ないものです。
いちにいさんしいご・・・と指折り数える方法でもよいので7日後が何日かがわかるとよいですね。
そして最後は、その月の最終週のどこかの日を指差してください。
月をまたいだ「来週の今日」は一気に難易度アップです。
30日(31日)の次が1日になることがわかっているでしょうか。
指折り方式でよいので、正しい1週間後が言えるでしょうか。
正解したら、手放しで「すごいねー!」とほめてあげましょう。
ちなみにこれは中学受験カリキュラムでは小学4年で「日付の計算」というテーマで学ぶ内容に通じます。
なお、「キッズBEE」という算数オリンピックの低学年版では過去にこんな問題が出ました。
「□月□□日の1週間後は□月□日?ただし、□には1~5までの数字が1回ずつ入ります。」
是非、お子様といっしょに考えてみてください。
解答ですが、3月25日の1週間後は4月1日ですね。
日付の問題は身近な題材ですが、大の月・小の月があり月をまたぐ問題は受験算数の中で誤答率が高い単元です。
カレンダーを手元に置きながら、数になれていくことはこの時期からだからこそ意味のあることになります。
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受験算数のプロ 益田先生がお届けしました。
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