年が明けてから、急に寒くなりました。
関東でも雪が降りましたね。
呉承恩/作 小暮正夫/文 中嶋潔/絵
880円 1988年初版(16世紀に成立)
この本についてはコチラから↓
高い山から落ちてきた石のかたまりからサルが生まれてきました。
そのサルは、その後サルの王さまになります。
それから500年もたったころ、そのサルの王さまは不老不死をのぞんで仙人の弟子になりたくさんの術をおぼえます。
これがそんごくうです。
そんごくうは世界を回り、天の国まで行って、大あばれをします。
ところが、そんごくうは、おしゃかさまに罰として500年間五ぎょう山の岩に閉じこめられてしまいます。
ようやく許されたそんごくうは、三ぞうほうしを助けて旅をします。
旅の途中に次から次に現れる妖怪たちをやっつけて大活躍をするのです。
ぼうけん・ファンタジー
わくわく・おどろく
やわらかい線・ひょうきんな表情
今年は、さる年ですが、お話の中で有名なサルといえば「そんごくう」ですね!
このお話は、けたはずれな数字がたくさん出てきます。
話のスケールの大きさを感じます。
(1)そんごくうは、重さが8トンもある自由に伸び縮みする
「にょいぼう」をふりまわします。
(2)10万8000里(地球を10周できる距離)を一瞬で飛べる
雲の乗り物「きんとうん」をあやつります。
(3)3000年、6000年、9000年に一度実る不老不死の
実を食べてしまいます。
また、そんごくうは、不思議な術をつかいます。
(1)体の毛を抜くとその毛一本一本が小さなそんごくうになり 敵と戦います。
(2)敵がいる場所に小さな虫になって入り込んだりもできるのです。
時間や大きさの目まぐるしく変わる世界が物語にどんどん引き込みます。
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本は世界を新しく見させる装置!
「本を読むってどんな意味があるの?」という疑問にズバリ答えるいっきゅう先生ことそのだりゅうへい先生がお送りしました。
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